イギョラカップとは
1990年に始まったイギョラカップ
嘗て東京朝鮮高校サッカー部は学校制度の壁に阻まれ公式大会に参加できない状況にあった。
このような状況の中で、朝鮮高校の高体連加盟や全国大会参加の機運が高まりつつあった1980年代末、全国の強豪チームと試合をさせてあげたいと願う東京朝鮮高校サッカー部OB会が(公財)東京都サッカー協会の協力のもと、国内外の強豪チームを招待しサッカー大会イギョラカップを開催した。
イギョラカップはサッカーを愛する少年たちがスポーツを通じて国際交流を深める事を目的としている。
今では東京で春に行われる唯一のサッカー大会として新シーズンに向けたチーム作りの基礎となる大会になっている。
また、第4回大会くらいから東京都サッカー協会も共同主催として加わり、Jリーグクラブを始めとするクラブユースも参加するようになった。そのため、ユース年代選手の育成とサッカーの発展に寄与する大会としてサッカー関係者にとっても大きな関心事になっている。
1996年に朝鮮高校が公式大会に出場できるようになったあとも、イギョラカップは継続して開催されている。
大会名である“イギョラ”は「勝て」の意。